2022年9月20日

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2022-09-20
date
Sep 20, 2022
summary
尾道一人旅一日目、生活記録、弐拾dB、尾道ラーメン、モンブラン、三原のタコ、からさわ、千光寺、猫の細道
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散歩
写真
カメラ
コーヒー
ラーメン
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Post
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そもそもなぜ尾道なのか。
それを語るにはこの余白は狭すぎる(フェルマーメソッドより)
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三輪亮介さんの「生活記録 」を読んで、「弍拾db」という尾道にある深夜にしか店を開けない古本屋さんに行ってみたくなったのだ。
結構前から行きたがっていたのだが、そのチャンスを伺っていた。
これはそんなぼくが尾道に一人旅に出かけた日記です。
 
朝は5時に起きた。
やはりワクワクであまり寝付けなかった。
ずっと、石川典行の台風配信をツイキャスで寝ながら聞いていた。
朝方、金縛りになりそうになったので、焦って起きたりした。
起きて外を見るとひどい土砂降りで、いったんシャワーを浴びてからどうするか考えようと思って入ってきたが、出ても相変わらずのひどい土砂降りだった。
 
準備しながらタクシー配車アプリをインストールして、配車の手配をするも、全然きてくれない。
お金を上乗せすると、広範囲から呼んでくれるらしくそれにした。
いい商売をしている。
なんとかタクシーが来てくれて、これでびしょ濡れにならずに駅に行くことができた。
こういうことがあるから、旅の朝はちょっと早めに起きるのに越したことはない。
さらに前日にはすべての準備を済ませておくのも大事だ。
 
電車で成田空港に向かう。
1時間半という時間が掛かるのもそろそろ慣れてきたかと思いきや全然慣れない。
遠すぎる。
成田空港に近くなると、ちょっと晴れていて、こっちはもう雨は降っていない。
飛行機から見る雲はかっこよかった。
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ほんと飛行機さん、飛んでくれてありがとう。
 
台風14号がいい感じのジャストタイミングで来たことで、実は3日前からソワソワしてた。
ホテルに電話したりしたが、ホテルの人が「大丈夫ですよ!当日はこっちは晴れマークです!ガハハ」と言ってくれてなんか気が紛れた。
問題は東京側が飛ぶかどうかなのだが、そんなことはどうでもよくなった。
 
広島空港までは1時間半ほど。
今回もスタンプは押していくので、記念にパチリ。
広島空港スタンプ、ソラミィというキャラクターが描かれていた。
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では、尾道に行くとしますか。
ところが、
広島空港からはダイレクトに尾道には行けないようだ。
 
これは看板とかには尾道行きのバスが書いてあるが、実際には運行していないというトラップもあったので、やはり聞くのはほんとうに大事だと痛感した。
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まずはリムジンバスで三原駅へ、そして糸崎(いとざき)駅まで電車で行き、終点なので、乗り換えて尾道駅まで行く。
信じられないことに、三原行きののバスの本数の少なさよ。
10時半のに乗ったが、ちょっと遅れていたらさらに1時間も待つことになっていたとは。
 
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三原駅でもスタンプを押した。
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もちろん尾道駅でも押した。
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尾道の駅は、2021年に改装されたようで、とてもきれいだった。
そんなにでかい駅でもないのもまた良かった。
これは広島空港にも言えることだが、サイズ感がすごく好きだ。
また、瀬戸内レモン色をモチーフにした3両編成の列車なのも良かった。
興奮し過ぎて、行き帰りどっちでも写真が撮れていない。
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2階は展望スペースとカフェになっている。
 
駅に荷物を預けるかどうしようと迷っていたら、昨日の夜から何も食べてないことを思い出した。
旅の朝は忙しないので、いつも何も食べない。
飛行機の中でお腹が痛くなるのも嫌なので、飲み物も家を出る前に少し飲んで、そこからは何も口にしない。
いつもこれにしている。
おかげで飛行機では余裕である。
 
せっかくなのでついて速攻で尾道ラーメンを食べることにした。
「せと」という大衆食堂でもあるお店にした。
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写真からわかるとおり、最高だった。
しょうゆおにぎりという、東京で言うところの茶飯も頼んだ。
完璧なスタートを切れた。
 
荷物はロッカーにあずけて、街の探索を開始した。
チェックインまでは時間があるし、ホテルの方向とは真逆を行くので、どのみちチェックインは遅くなる予定だ。
 
板東英二の足型を発見して、ほっこりした。
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ついつい銅像があると写真を撮ってしまう。
そして背景なんかも意識してしまう。
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尾道は商店街が特徴的な街だが、商店街やアーケードは、今まで行ってきた旅でもいつも楽しませてくれる。
今回もかなり楽しみだが、一ついい点としては尾道は路地が有名だ。
狭い路地がほんとあちこちにあり、さらにその佇まいが良い。
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しかも路地に名前がついていて、その石造りのアイテムが脇に立っている。
石畳とかも素敵だった。
 
こんな感じのレトロなおもちゃ屋さんもあってよかった。
こういう銃のポスターみたいなものは最近見なくなったな。
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トラックになにかいるなと思ったら、首輪をした猫がいた。
めちゃくちゃ今回の旅のお気に入りになった写真が撮れた。
1枚目の猫が微妙にボケてるのはほんとやったとガッツポーズを取るほどに良い一枚が撮れた。
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2名目も、背中で語る猫感が撮れたのもほんと嬉しかった。
壁紙行き決定である。
 
ロープウェイに乗って千光寺に行くルートを事前に決めていたので、ロープウェイ乗り場に行った。
この線路をくぐる地下道のようなものは、レトロ感がすごかった。
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自分の写真のレベルがほんとどんどん上がっていると感じた。(自分で言うなだが)
空の雲の感じも良いので、半分ぐらいは雲、もう半分に寺みたいな構図を考えていたのだが、よく撮れたもんだ。
ロープウェイの逆光の写真もすごい。(我ながら)
これはロープウェイがちょうどくるのを待って撮ったので、狙ったのだが、いい感じに太陽がチラッとなってくれた。
 
あ、猫だ。
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猫がいっぱいいるというのは事前に勉強済みだが、ほんとうに猫がいっぱいいる。
 
次は猫の細道へ。
さらに猫沼へ。
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猫の細道までは千光寺から結構降りることになるのだが、その道中もとても良かった。
とくに、風の音が結構鳴っていて、さらに寂しい感じの道が少し怖さも感じた。
夏目友人帳に出てきそうな雰囲気だと思った。
猫の細道は、事前に観た YouTube だと結構カフェとかがあるイメージだったのだが、平日だったからかやっていなかったし、なんとなく廃墟感があり、ほんとうにやってる日があるのかと疑問に感じるほど人の気配がなかった。
でもところどころに猫の置物や、実際に猫も4匹ほど出会えたので、猫感は味わえたが、不思議な空間だった。
ひんやりした感じもあり、やはり少し怖い感じがした。
 
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尾道浪漫珈琲という喫茶店に行く予定だったので、次はそちらで珈琲を飲んだ。
さらにプレーンワッフルが美味しいという、筋からの情報もあり、頼んだが、椅子から落ちそうになるぐらい美味しかった。
アイスコーヒーも、製法がよくわからない、香りが逃げない方法で入れてるようで、むちゃくちゃ美味しかった。
ここまでほぼ休憩なしで旅をしていたのか、疲れが出てきた。
 
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珈琲とワッフルで回復したので、散歩を開始したら、今回行こうと思っていた「からさわ」の横を通ったので、びっくりして、バニラのアイスモナカを頼んだ。
テイクアウトのみで、このお店の向かいにある海辺にベンチがあるのもリサーチ済みなので、そこら辺で食べた。
当たり前だが、うまかった。
ここで、海辺にはじめてきたので、なんて気持ちいいんだと浸ってしまった。
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楽しんでいる様子です。
 
桂馬のかまぼこ屋さんは今回はやめておいた。
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あとは、銭湯を改装した中華料理屋さんはこの日はお休みしていた。
翌日空いていたのだが、なんとなく今回はやめておいた。
 
夕方、ホテルまで歩いた。
結構遠かったのだが、旅だとどれだけでも歩ける。
ホテルの横にローソンがあったので、夕飯はそこでレモン味のからあげクンを買った。
瀬戸内レモンだといいのだが、それだったのだろうか。
 
23時を過ぎた。
さて、いよいよ今回の旅の目的でもある「弐拾dB」さんに行くとしますか。
事前にホテルで深夜に自転車を借りられることは確認済みなので、自転車で夜中の尾道を出発した。
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夜の尾道駅はかっこいい。
あと、夜の自転車を体感するのが数年ぶりだったのだが、なんて気持ちいいんだ。
ちょっと寒いぐらいの気温だったが、それも良かった。
何もかもがほどよい。
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弐拾dBさんの場所もすでに把握済みなので、誰もいない商店街を颯爽と。
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あった。
 
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店主の方と、結構話し込んでしまったが、どうやら向島に「モンブラン」という喫茶店があり、そこオススメですよと言ってもらったので、明日行きますと伝えて、本を2冊買ってあとにした。
尾道の深夜に古本屋で店主とオススメの喫茶店の話ができるのは、今後の人生に二度とない体験だと思った。
 
夜中のからさわベンチも見に行ってきた。
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夜の海辺には釣りをしてる人がいるというのを店主に教えてもらったので、それも見に行った。
確かに夜釣りをしている人はいた。
 
ホテルに戻り、買った本をパラパラと読んだ。
そのあとは、石川典行の配信の動画を観た。
ちょうど北九州市に仕事でいるようで、ホテルが豪華だったという話をしていた。
旅と石川典行はぼくにとってはセットなのだ。
 
寝るのもったいない病がまた再発してきたが、明日は明日とてまたあるので、そろそろ目をつぶることとする。
 
明日は向島のモンブランでおばあちゃんと会話ができるといいな。

© Yoshiyuki Hisamatsu 2021 - 2022