2022年4月24日
slug
2022-04-24
date
Apr 24, 2022
summary
福岡一人旅一日目、Jetstar、フェリー、ナツメ書店、中洲、シルバーアクセサリー、石川典行
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旅
本
YouTube
買い物
コーヒー
写真
カメラ
散歩
type
Post
Property
朝は4時45分に起きて、5時20分ぐらいには家を出た。
前日からソワソワしてしまって、なかなか寝付けなかったので寝不足なのだが、旅行なんてだいたいそんなものだろう。
すべての荷物を広げて、忘れ物がないかを再三確認していたが、その工程も楽しいとしか言いようがない。
朝になってもバタバタしてた。
シャワーを浴びて、速攻で荷物を持って、家族に見送られながら一人旅に出た。
今回の旅に向けて、 iPhone 13 Pro にしたり、着たい洋服を買ったり、靴下をユニクロで慎重したり、パンツを慎重したり、とにかく準備してきた。
なので、ワクワクがたっぷりぼくの NIXON のバックパックに詰まっている。
足取りはスキップしそうだったが、なんとなくやめた。
成田空港からの Jetstar という流れなのだが、成田空港駅ではなく、「空港第2ビル駅」なのでこれはトラップだ。
羽田でもターミナルが違うと全然場所が違う問題があるので、ぼくは事前に何度も確認したのでバッチリだ。
問題は、とにかく遠く30駅ぐらい電車に乗るので、しっかり意識を保つことだったが、行きの京成線もワクワクしっぱなしだったので、何も迷うことはなかった。
成田空港には2時間以上前に着いた。
いいのだ、飛行機に乗るときは何かしらトラブルがあったりするので、早くてもなんの問題もない。
コーヒーを飲んで、優雅に過ごしていたら、思いの外一瞬で搭乗手続きの時間になったので、最新のスマートフォンの Apple Wallet に登録された搭乗券を見せつけつつ、荷物検査をして、中に入っていった。
今回の旅のために、あらゆるセッティングをしてきたが、そもそも今回の旅をなぜしようと思ったのかを書いていなかった。
「ナツメ書店」という本屋さんがどうやら福岡にあるというのを結構前に知った。
去年だったと思う。
YouTube の動画がオススメに出てきたので、そこで知ったと思う。
ぼくは本のレビューとかをよく観ているので、こちらのチャンネルがオススメに出てくるのは普通のことだ。
そこで、コーヒー屋さんも併設してて、どうやらユニークな本を選んで売られているという感じが伝わってきて、東京の本屋さんももちろん大好きなのだが、ナツメ書店、是非行ってみたいという思いがずっとあった。
ちょっと人生について、思い返す時間が少しあり、一人旅にでも行って、気持ちを整理もしたいという思いから今回の福岡旅行を計画し始めた。
ナツメ書店さんにはメールで東京から行くことを伝え、予約のシステムがあったので、そちらで予約して、やりとりをさせていただいた。
メールでのやりとりでオススメの本屋さんなんかも教えていただいて、本当にありがとうございます。
ということで、これが旅の初期衝動だった。
話を成田空港に戻すが、自分ひとりしかいない状況で飛行機に乗るのは初めてなので、なんだか緊張したが、滞りなくフライトも楽しめた。
窓際じゃなかったので、少しさみしかったが、本や YouTube (動画ダウンロード済み)ですぐに福岡に着いてしまった。
福岡旅行で、写真をパチパチと取り始めて、今回の旅では写真もテーマになっているので、とにかく写真を撮ろうという気持ちが強い。
なので、ガシガシと ZV-E10 と iPhone 13 Pro で写真と動画を収めていった。
福岡は出張で何度か来たことがあり、風景も好きだし食べ物も好きだし、表現の仕方も好きなので、全部好きだ。
なので、福岡空港の時点で楽しすぎた。
フェリーがほんとうに運行しているかの確認をしようと思ったのだが、朝から何も食べていなかったのでラーメンを食べようと思った。
でも、あいにくの日曜日でどこも混んでいた。
なんとなく、地元の人がいっぱいいる感じのメジャー受けしなさそうなラーメン屋さんがあったので、ここだ!となった。
ラーメンと半チャーハンのセットを頼んだ。
これこれ、となった。
この粘っこいとんこつラーメンの脂感は福岡のラーメンという感じがする。
めちゃくちゃ相席だらけの状況だったが、そりゃそうで12時だったからだ。
フェリー乗り場のところに電話をしてみたが、全然電話に出てくれなくて焦ってしまったが、少し時間をおいたら出てくれた。
ランチにでも行っていたのだろうか。
ぼく「フェリーに乗りたいのですが、博多駅からはバスとかで行けばよいですか?」
フェリー乗り場の人「あ、はい、乗り場もすぐに分かると思います。インターネットというもので調べると時刻表もすぐにわかります。」
ぼく「インターネットすごいですね。わかりました。インターネットで調べます。」
このやりとりでもう楽しくて仕方がない。
ここからはインターネットを駆使して、フェリー乗り場に行くバスを調べた。
「博多駅西日本シティ銀行前F」これがその乗り場だ。
ここで、とんでもない恥ずかしいミスをした。
福岡はバスが運転席側が出口で、後ろ側が入り口だ。
東京と逆だ。
なので、ぼくにとって入り口のところで待っていたのだが、開かない。
そして、後ろのほうに行ったら、スイカを当てるところがあったので、そこで分かった。
博多埠頭に行くかを運転手さんに聞いたり、一般の方に聞いたら「知らない」と言われたりした。
博多埠頭は「ベイサイドプレイス博多」と言われ、商業施設があった。
でかいタワーがあって、激写してた。
最近はモノクロの写真に拘っているので、激写してた。
フェリーの時間はわりとすぐだったので、急いでトイレにいって、チケットを買おうとしたのだが、自動券売機で買う方法が激むずで何度も店員さんに聞いた。
ぼくはフェリーのチケットすら買えないのだ。
フェリーはとにかく最高で、外にいることもできたので、ずっと気持ちいい九州の風を体感した。
30分ぐらいで、西戸崎(さいとざき)の乗り場に着いた。
着いたときに、ふと、ナツメ書店の予約した時間の1時間半前なのに気がついた。
めちゃくちゃ時間がある。
とりあえずそのあたりを散歩し始めたのだが、めちゃくちゃ田舎。
最高である。
ただ、コンビニすらないので、まじで田舎。
とりあえず海まで歩いたらぼくしかいなく、ここでもずっと写真を撮っていた。
いい動画も撮れた。
子連れの親子に挨拶しながら、またもと来た道を戻ったが、ちょっと違う道を戻ったら迷ったので Google Map で一度フェリー乗り場に戻って、そこで時間をつぶした。
フェリー乗り場は人の流れがある程度あるのだが、フェリーが去ったあとは閑散としてる、ぼくだけが一人待ちぼうけしてる。
乗り場のおじちゃんがいるのだが、彼もこの人はここで何をしているんだろうと疑問だったに違いない。
時間が来たので、ナツメ書店に行った。
実は事前に一周してたときに目の前を素通りしていたので、場所は把握済みだ。
ここだ、いつも観ている場所だ。
外観も素敵なのだが、中はとんでもないレベルで素敵だった。
東京から来た〜〜ですと伝えて、まずはアイスコーヒーを注文した。
ちょうど暑い日だったので、アイスコーヒーにした。
外の椅子で飲めるということなので、そちらでいただいた。
のどかな街にある本屋さんに併設してるコーヒー屋さんのコーヒーをロッジで飲む。
これをしにぼくは遠い東京から来たのだ。
最高すぎて、もう言葉にならなくて、こんな経験をぼくは数ヶ月単位でしたいと思った。
それぐらい最高だったのだ。
お店に戻り、どういう本がほしいかの話をして、いろんな本の話や本屋さん事情や、 YouTube の話などをした。
そこから30分ほど、本の紹介をしていただいたり、本の話を無限にした。
日記やエッセイが好きなので、そのことを伝えていろんな本をレコメンドしていただいた。
どの本も最高だったので、ほぼ全部買うことにするのだが、ひとつ面白いできごとがあった。
ナツメ書店の店員さんがダンボールで一生懸命本を探してくれていて、何か探してくれているなーと思っていたのだが、そこで数分後に、最近読んだ良かった本の話をしてて、そこで「生活記録 三輪亮介」ですと答えたら、ちょうどその本をダンボールから探してくれていたのだ。
なので、ここからはさらに楽しい時間になった。
ぼくの趣味の傾向を理解してくれた方がオススメしてくる本の魅力的なことといったら。
まだのどが渇いていたので、もう一杯アイスコーヒーをもらうことにした。
また、ロッジに行けるというのも実は理由でもある。
あのロッジは良い。
またアイスコーヒーが身体に溶けていった。
ナツメ書店から見るお店の外がとにかくのどかだったのだが、どうやら日曜日なので、他のお店のシャッターが閉まっているので、日曜日はのどかなんですと教えてもらった。
写真撮影の許可をいただき、何枚か写真を撮らせていただいた。
本来、旅では荷物を増やしてはいけないというのを何かの本で読んだ。
今回ぼくは旅先で本を買って、バックパックの重量を増やしているが、これがぼくのやり方だ。
帰りはずっとニコニコしていた。
フェリーで帰ろうと思った。
フェリーが思いの外来なかったのだが、本をパラパラめくる時間になったので、なんの問題がない。
これが「余裕」というやつだ。
ナツメ書店をあとにしたのは15時45分だったが、45分もいたのかと思った。
ありがたい。
そして荻窪にある Title という本屋さんも紹介してもらった。
東京に帰ったら、荻窪にも用事ができた。
お土産だな。
ホテルにチェック・インするために、一度博多に戻り、そこから歩いてビジネスホテルに行った。
でかいホテルだった。
ホテルもいい感じの狭さ、これはぼくにとって重要だ。
ビジネスホテルがけっこう好きで、なぜ好きなのかわからないが、あの狭さと普段寝ていないベッドを体験できるからだと思う。
とりあえず自分の荷物を全部広げて、旅に出てる感を味わって、さて、夕飯をどうしようと考えた。
18時ぐらいだった。
明日食べるものは決まっているのだが、今日は未定なのだ、なので考えていたが、旅のためにダウンロードしてきた YouTube 動画をまずは観始めた。
ほとんどは石川典行の配信アーカイブなのだが、ぼくは彼がほんとうに好きだ。
あとは、猫の動画などなど。
ホテルにも Wifi があるが、たまに切れるので、あまりよくないが、ぼくはそもそも動画をダウンロードしてきてるので、なんの問題もない。
ふと、部屋に一枚の写真が飾ってあることに気がついた。
モノクロで、橋からの一枚に見えるが、ここはどこだろうと思った。
博多なのだろうか。
iPhone で調べていたら、中洲だと知った。
まったく同じ画角の写真が撮りたくなったので、その写真を撮りにいって、そこにあるものを夕飯としようと決めた。
中洲までは歩いた。
結構距離があったが、途中でキャナルシティに寄った。
というか、キャナルシティのことを完全に忘れていた。
東京のラクーア感がある巨大な商業施設だが、懐かしい。
中洲に行く途中で、キャナルシティにより、さらにそこでアバランチというジュエリーショップでシルバーのネックレスを買った。
旅では無駄に何かを買うのは大事だ。
そのネックレスに浮かれながら、中洲へ向かった。
ずっとニアニアしていたと思う。
楽しすぎる。
中洲ではいろんな橋の上から撮影して、やっと同じ構図の橋が見つかった。
モノクロでパシャリ。
帰りに人がそこそこ入っていたラーメン屋さんで食べた。
またラーメンだ。
替え玉。
帰りにコンビニでポテチを買ったが、福岡の味みたいなのは特になかった。
いつもの安定のギザギザしたポテチを買った。
ホテルではひたすら石川典行の動画を観てた。
あとは明日はどこに行こうか考えていた。
まだ決めていない。
また、明日決めよう。
ここで今日買った本をまたパラパラ見始めた。
一冊の本で止まった。
写真は東京に帰ってきてからの一枚。
荻窪の Title が話に出てくるのだが、この薄い本がむちゃくちゃ面白かった。
全部読み切ってしまった。
「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」
意味がわからない。
が、読めば意味がわかる。
ほんとうにこのタイトルのことをしようとする序章の話だった。
神保町のカレー屋の話が出てきたり、いっこうにありつけないフレンチトーストの話など、最高過ぎたので、荻窪の Title に行って、この「友田とん」さんの本を全部買おうと思った。
24時を過ぎたので、そろそろ布団に入ろう。
一瞬で深い眠りに入った。
iPhone からはいまだに石川典行の動画が流れている。